先人の知恵と技術を継なぐ。 伝統建築事業
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定義如来西方寺 本堂/五重塔
伝統建築工事
「先人から引き継いだ建造物を次の世代にわたす」という使命のもと、神社仏閣、重要文化財、古民家などの伝統的建造物について、修繕から新築まで行っております。いずれも伝統的技法を基本としつつ、現代の工法や材料の併用も検討し最適な施工プランをご提案。宮大工をはじめとする職人の育成と技の継承も、当事業が担う大切な役割のひとつです。
TRADITIONAL ARCHITECTURE DESIGN 伝統建築の設計
現代建築と伝統建築は別物であるとよく言われます。実際に伝統建築の現場を確認すると、建てられた時代によって使われている工法や材料が大きく異なり、当時の職人たちの技術や物流の状況を垣間見ることができます。当社では、伝統建築に携わる中で蓄積してきたさまざまなノウハウを活かし、対象の建築物を長く未来に残すための設計を行っています。
PICKUP
日本の伝統建築を
世界へ。
- 傳燈寺 [ でんとうじ ]
- 傳燈寺大慈悦樓堂新建設工事
屋頂垂木及び破風板木工専門領域派遣作業
- カナダ
台湾の宗教法人様によるカナダでの寺建設案件において、大屋根の設計、木材加工及び施工技術指導をいたしました。お客様のご要望により、屋根のデザインには日本の社寺建築の美しさを象徴する反り屋根を採用。反り木の製材技術や施設が日本独自のものであることから、日本国内で木材を加工するところからスタートしました。伝統建築は設計も施工も特殊な技術が求められます。加工した木材だけでなく、当社の設計担当者や、宮大工をはじめとする職人さん達がカナダの現地に渡り、約3ヵ月かけて大屋根を完成させました。
日本でも年々減りつつある伝統建築が、海外で多くの方々に見ていただけることに大きな誇りを感じるとともに、これからも日本の伝統建築の技術継承に貢献していきたいと改めて決意することができた施工案件でした。